「学名」 (ラテン語)
について


樹木の看板などで見かける、    
英語ではない難しそうなローマ字、 
それが学名です。植物の学名は   
「ラテン語」によって表現されます♪
       (世界共通)    
なかには、「~ japonica」など  
「日本」の名がつく学名もあります。


「ラテン語」は
古代ローマ帝国の標準語で、
ギリシャ・ローマ時代は
ギリシャ語と並んで
一般的な言語でした。
7世紀以降はだんだん使われなくなり、
その一部が
「イタリア語」「フランス語」
「スペイン語」などに
引き継がれたようです。

今では実際に
話し言葉等で使われることは
ありませんが、
学術語(学名を表現するとき)や、
カトリック教会の公用語(書き言葉)
として使われています。

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・植物の学名は「属名+種小名」で
 表現されます。
 学名には「科名」は含みません。

     科名--属名--種小名
        └--┘
         学名

 (例)
   梅は、
    科名は「バラ科」
    属名は「サクラ属(Prunus)」
    種小名は「mume」
   学名 =「Prunus mume」

   山百合(やまゆり)は
    科名は「ユリ科」
    属名は「ユリ属(Lilium)」
    種小名は「auratum」
   学名 =「Lilium auratum」


・「var.」 =「~の変種」
 「f.」  =「~の型」
 「form.」=「~の型」
 「cv.」 =「~の園芸品種」
 「sp.」 =「~属の一種」
 「spp.」 =「~属の数種類」
 「subsp.」=「~の亜種」
 「~ × ~」=「~と~の交雑種」
    (×はクロスと読む)

・学名の表記は、
 正式にはイタリック体
 (Japonica のような斜字)ですが、
 斜字はブラウザ上では
 ちょっと読みにくいと思ったので
 ふつうの字体(Japonica 等)で
 書きました。

・学名の特定には
 諸説ある場合がありますが、
 その場合は、代表的と
 思われるものを記載しました。

・発音(読み方)については
 ”古典ラテン語読み”や
 ”英語読み”など諸説があり、
 世界共通のものは存在しません。
 読みやすい読み方でいいのでは、
 と思っています。

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