
朮 (おけら)
(をけら、うけら)
(花)
2006. 9. 2 赤塚植物園
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(若葉、つぼみ、花)
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(花のあとの綿毛、
根茎(白朮(びゃくじゅつ))
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・菊(きく)科。
・学名
Atractylodes japonica
Atractylodes : オケラ属
japonica : 日本の
Atractylodes は、
ギリシャ語の
「atrakton(紡錘)」が語源。
硬い花の形に由来。
【紡錘(ぼうすい)】
糸をつむぐための、両端が
とがった円柱状のもの。
(見たことないや)。
学名 A へ
・秋に山野などで咲く。
・白いヒゲのような頭花
(ピンク色のもある)。
・春、若芽が出てきたら、
揚げ物などにして
食べるとおいしい。
・梅雨の時期、
おけらの乾燥した根を室内で焚いて
いぶし湿気やカビを防ぐのを
「おけら焼く」と呼び、
湿気の多い地方ではよく行われた。
・【をけら詣(まい)り】
(京都の八坂神社)。
(この行事名は「お」でなく
「を」のようです)
大晦日から元日にかけて、
社前でおけらの根を入れて
篝火(かがりび)を焚く。
参詣人はその火を縄に移して
消えないように振りながら
持ち帰って神棚や仏壇の燈明に点じ、
また元日のお雑煮を作る際の
火種にし、一年の無病息災を祈る。
おけらは”厄除け”の植物でもある。
・薬効 整腸、利尿
・薬用部位 根茎
・生薬名 「白朮(びゃくじゅつ)」
京都の八坂神社の
白朮参りを
をけら詣りとも呼ぶ。
・古名は「うけら」で、
しだいに「おけら」になったらしい。
・「をけら」とも書く。
・「恋しけば
袖(そで)も振らむを
武蔵野の
うけらが花の
色に出(づ)なゆめ」
万葉集 作者不詳
・似ている花へのリンク
高野箒
グリーンネックレス 辺塚苦木
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