橘 (たちばな)



タチバナ

(実:みかんより小さい)

2010.11.13
板橋区 赤塚植物園



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(つぼみ、花)

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(若い実)

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(実、成田山新勝寺)


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・蜜柑(みかん)科。
・学名
  Citrus tachibana
   Citrus : ミカン属
   tachibana : ”タチバナ”

 Citrus(シトラス)は、レモンの木
 に対する古い呼び名。
 これが属名になった。
 学名 C へ


・日本原産。
 柑橘類で日本原産のものは
 橘だけらしい。
・5~6月頃に白い花が咲く。
 5弁花。
・みかんみたいな実。
 かなり酸っぱくて
 食べられないらしい。

・「柑子(こうじ)色」
 

・ひな祭りのひな壇には、
 「左近の桜
  (さこんのさくら)」に対して
 「右近の橘
  (うこんのたちばな)」
 がある。
・紋所(もんどころ)としても有名。
 ”橘の紋所”。


■「古事記」にも
 「橘」が出てくる。

 垂仁(すいじん)天皇が、
 田道間守(たじまもり。多遅摩毛理
 の字で書かれることもある)に、
 「非時香菓
  (ときじくのかくのこのみ。
   非時の香の木の実
   とも表現される)」という 
 ”常に良い香りを放つといわれる、
 不思議な実”を探しに行かせた。

 田道間守は9年間もかけて
 なんとかその実を探し当て 
 天皇のもとに持ち帰ったが、
 そのときには
 垂仁天皇は亡くなっていた。

 田道間守は
 悲しみのあまり死んでしまったが、
 人々はその話に感動し
 この「非時香菓」のことを
 「田道間守」の名から
      たじまもり
    → たじま花(はな) 
    → たじばな
    → たちばな
 の名で呼ぶようになった、
 といわれる。


・「の
  花散る里の ほととぎす
  片恋しつつ
  鳴く日しそ多き」
   万葉集
   大伴旅人(おおとものたびと)
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 「は
  実さへ花さへ
  その葉さへ
  枝(え)に霜降れど
  いや常葉(とこは)の樹」
   万葉集
   聖武(しょうむ)天皇
   万葉集の他の短歌へ

 「の
  蔭(かげ)ふむ路(みち)の
  八また(やちまた)に
  物をぞ思ふ
  妹(いも)に
  逢(あ)はずして」
   万葉集
   三方沙彌(みかたのさみ)


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