
桑 (くわ)
(山桑(やまぐわ)、マルベリー)
(Mulberry)
(実)
2005.5.22
江戸川区 清新町
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(全体、葉っぱ)
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(花、若い実)
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(実)
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・桑(くわ)科。
・学名
Morus bombycis(山桑)
Morus : クワ属
bombycis : 蚕の、絹の
Morus(モーラス)は、
ケルト語の「mor(黒)」が
語源らしい(実の色)。
学名 M へ
・山地などに生える。
・花は4月頃、穂状に咲く。
もじゃもじゃ。
・実はとげとげがあり
(痛くはない)、
だんだん赤く
いちごみたいになり、
その後黒っぽく変わる。
甘味があり食べられるらしい。
・材は家具用として使われる。
・古代の中国四川省では
桑は神木だった。
・■「桑染(くわぞめ)」
・青森県の三内丸山遺跡からは
桑の種子が大量に出土した。
・明治時代、「絹」は貴重な輸出品で、
「絹」の原料となる「繭(まゆ)」を
作り出す「蚕(かいこ)」の
エサになる「桑の葉」は、
重要な存在だった。
「桑の葉」
→ 「蚕(かいこ)」が食べる
→ 「繭」をつくる
→ 「絹」(シルク)ができる
蚕(かいこ)は
なぜか「桑の葉」のみを食べる。
また、その食べ方も
「猛然と一心不乱に、
1週間ぐらい寝ることなく
桑の葉を食べ続ける」らしい。
・東京の八王子市は、昔、この
養蚕(ようさん)が盛んで、
「桑都(そうと)」と呼ばれていた。
「浅川を
渡れば富士の 雪白く
桑の都に 青嵐吹く」
西行法師
西行が1140年頃に
八王子を通ったときの歌。
西行が詠んだ他の短歌へ
・「桑」の名前は、
「食葉(くは)」または
「蚕葉(こは)」からきている、
といわれる。
・薬効 せきどめ
・薬用部位 根皮
・生薬名 「桑白皮(そうはくひ)」
・別名
「山桑(やまぐわ)」。
山法師 の別名も「山桑」。
「マルベリー」(Mulberry)
・「足乳根(たらちね)の
母がそれ養(か)ふ
桑(くはこ)すら
願へば衣(きぬ)に
着すといふものを」
万葉集 作者不詳
万葉集の他の短歌へ
「筑波嶺(つくばね)の
新桑(にいぐわ)
繭(まよ)の
衣(きぬ)はあれど
君が御衣(みけし)し
あやに着欲(きほ)しも」
万葉集
・似ている実へのリンク
山法師 こうぞ
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