
定家葛 (ていかかずら)
(花)
2010. 6. 1 江東区 東砂
定点観測
テイカカズラの花が
開花していくようす
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(花)
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(実、タネ)
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・夾竹桃(きょうちくとう)科。
・学名
Trachelospermum
asiaticum
Trachelospermum :
テイカカズラ属
asiaticum : アジアの
Trachelospermum
(トラシェロスペルマム)は、
ギリシャ語の
「trachelos(首)
+ sperma(種子)」が語源。
種子がくびれていることに
由来するらしい。
学名 T へ
・開花時期は、 5/15 ~ 9/末頃。
7月頃いったん花は途絶えるが、
その後
新しい枝が伸びてきて
また開花する。
・スクリュー型の変わった形。
・おいしそうな香りがする。
・薬効 解熱
・薬用部位 葉、茎
・生薬名 「絡石(らくせき)」
★謡曲の「定家」に由来する名前。
京都を旅していた僧侶が
夕立にあい、雨宿りで
駆け込んだところが、
昔、歌人の「藤原定家」
(西暦1200年頃の人)が
建てた家だった。
どこからか現れた女性が、
その僧侶を、
葛(つる)のからんだ
「式子内親王(平安時代の、
後白河法皇の第三皇女)」の
墓に案内し、こう語った。
”藤原定家は式子内親王を
慕い続けていたが、
内親王は49歳で
亡くなってしまい、
定家が式子内親王を想う執心が
葛となって
内親王の墓に
からみついてしまった。
内親王の霊は
葛が墓石にからんで
苦しがっているらしい”
僧侶はそれを聞き、
内親王の成仏を願って
墓の前で読経した。
じつは、先ほどの女性は
式子内親王本人の「霊」で、
僧侶が読経してくれたことで
成仏できて喜んだ。
そして、この、からみついた
「葛」に後年、
「定家葛」の名前がつけられた。
・「石綱(いわつな)の
またをちかえり
青丹(あおに)よし
奈良の都を また見なむかも」
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