
柊 (ひいらぎ)
(花と葉っぱ)
2005.11.18
江東区 仙台堀川公園
定点観測
ヒイラギの花が
開花していくようす
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(つぼみ)
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(花)
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(実)
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(「節分」のときの厄除け)
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・木犀(もくせい)科。
・学名
Osmanthus heterophyllus
Osmanthus : モクセイ属
heterophyllus :
種々の葉のある
Osmanthus(オスマンサス)は、
ギリシャ語の
「osme(香り)
+ anthos(花)」が語源。
学名 O へ
・開花時期は、11/ 1 ~ 12/20頃。
金木犀や柊木犀の花のあと、
11月になってから咲く。
・葉は固くてギザギザ
(さわると痛い)。
さわると「ひいらぐ
(疼く。ひりひり痛む)」
ことから、
「ひいらぎぎ(疼木)」となり、
次第に「ひいらぎ」になった。
老木になると
この刺がなくなり葉も丸くなる。
(板橋区の松月院で
実際に見たことがある)
角(かど)がとれる、
ということでしょうか。
(それを
人生になぞらえる向きもある)
・葉には光沢あり。ぴかぴか。
・よい香りの白い花
(目立たないけど)。
花弁は強く反り返る。
★古くからその鋭いトゲによって
邪気を払う木とされ、
庭に植える習慣があった。
また、鬼が目を突かれて
退散したという伝説
(「鬼の目突(おにのめつき)」)
から、
2月の節分(せつぶん)には、
・「柊」の枝葉を戸口に立てて、
その葉っぱの
とんがりで鬼を追い払う。
・「イワシの頭」を
柊の枝に刺して
その匂いで鬼を退散させる。
・「豆がら」を巻き付けて、
ガラガラ音を鳴らして
鬼を退散させる。
という厄除けの習慣が
現在も残っている。
また、ネズミが通り抜けるような
ところへ
柊の枝葉を立てておくと、
ネズミもトゲを恐れて
通らなくなる、という
”効き目”もあったらしい。
また、中国では
鬼を爆竹の音で追い払う慣習が
あるが、
ヒイラギも葉をくべると
葉が膨張してはぜるので、
その音で鬼は逃げていく、
という話もある。
・12月24日の誕生花(柊)
・花言葉は「先見の明」(柊)
・クリスマスの飾りでよく使うのは
この「柊」ではなく、
柊黐(ひいらぎもち)。
(赤い実。
葉っぱのとげの形も違う)
・「柊の
葉の間より 花こぼれ」
高浜虚子
・似ている花へのリンク
金木犀 銀木犀 柊木犀
・「柊」シリーズ
柊 柊南天 柊木犀 柊黐
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